こんにちは、テツオです。
みなさんは
- コツコツ働いて毎月もらえるお給料
- ドカンと報酬を得るボーナス
- 公営ギャンブルのひとつである宝くじで当たった賞金
に差があると思いますか。
結論としては、ない。です。しかし、私は宝くじでお金が入ってきたら使い方は荒くなりそうですし、これは多くの人がそうなるようです。
そこで今回は、ハウスマネー効果という専門用語を紹介します。お金の勉強のひとつとして、お役立てていただけたらと思います。
ハウスマネー効果とは
ハウスマネー効果とは、予想外やラッキーで得たお金ほど、お金の使い方が荒くなってしまうことです。ここでいう『ハウス』とは、お家という意味ではなく、カジノなどの賭博場という意味になります。泡銭(あぶくぜに)効果ともいわれます。
これは、パーキンソンの法則という、支出額は収入額まで膨れ上がる。という法則とも関係していて、何も知識がないと多くの人がそのような思考・行動をしてしまいます。
ハウスマネー効果の例としては
- 宝くじで当たった1億円で、ほしいと感じたものは値段を問わずに買い漁り、1年後になくなる。
- ギャンブルで得たお金でハイリスクの商品に投資して、あっという間に失う。
といったものがあります。お給料とは別にもらえるボーナスは、ハウスマネー効果としては、お給料よりも高くギャンブルよりも低いです。
なぜ『ハウスマネー効果』を知る必要があるのか
私たちは節約貯金をしていくうえで、ハウスマネー効果を知る必要があります。
その理由は知らないことで
すぐにお金を使ってしまい貯まりにくくなる
からだけではありません。予想外のお金が入ってくることで生活水準が上がり、金銭感覚が変わってしまうことで
人生が狂ってしまう可能性がある
からです。お金にものを言わせて散財したり、レバレッジをかけたハイリスク商品に手を出したり、派手なお金の使い方をやめることができずローンを組むようになって破産。大切なことが分からなくなったり、大事にしたい人も離れて行ってしまう可能性だってあるのです。
節約するには、必ず知っておきたいお金の専門用語のひとつですね。
お金に色はない
大切なことは、どういう経緯で得たお金でも、それは単にお金であり、そこに感情や予想外指数をかけ算してはいけない。
ということです。
お金に色はない
という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。
ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムことティアキンでいえば、バクダン花をたまたま大量にゲットしたとしても、むやみやたらに使わないほうがいいよね。っていう感じでしょうか。
もっとも、規模は違えど、一度にたくさんのお金を手にすることは生きていればあり得ますし、そのときにひたすら貯金にまわすのが正解とは限りません。
しかし、生活水準を上げたり、ハイリスクの商品に投資したり、自己投資につながらないような消費材を爆買いしないよう注意が必要です。
すでに会社経営をしていなかったり、始める予定がなければ貯金もいいですが
- ローンや奨学金の返済
- 自己投資につながるようなものに投資
することで、人生をより充実させていくのもおすすめです。
奨学金を返せるなら、なるべく早く
とくにローンや奨学金の返済は、もともとの預金残高で一括返済できない状況であれば、まとまったお金を得たときに、何よりも優先したいところです。
というのも、借金は自分の未来を縛ってしまう可能性があるからです。
私は20代のド貧乏時代、奨学金の返済を毎月していましたが、幸運があって、ちょうど一括返済できるくらいのお金を手にしたことがありました。私は迷わず一括繰り上げ返済に充てたのですが
そのおかげでフットワーク軽く行動でき、20代では会社員をやっていたらむずかしいような多くの経験を積むことができ、人生が変わりました。
ビジネスで銀行から受ける融資以外、基本的に借金はないほうがいいですし、早く返済していくのが私の経験からのおすすめです。
おわりに
今回は、ハウスマネー効果という専門用語を紹介しました。いかがでしたか。この言葉を知って、自分ならどうしようか。あらかじめ考えておけば、知らないよりもきっと節約貯金はうまくいきますし、大きなお金が予想外に入ってきたときも人生観がブレず、むしろ高まるのではないでしょうか。
今回の記事がみなさんのお役に立てればうれしく思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。